
前回お伝えさせていただいたように土地探し(第三のステップ)は土地の予算枠が明確になってから進めていただきたいと考えているのですが、とはいえ、いざ探し出してみるとなにを基準に決めればいいのかよく分からなかったり、この決断が一生を左右すると考えるとなかなか思い切れないという壁に多くの方が直面します。
更地の状態のままの土地を見てもいまいちピンとこないかもしれませんし、そもそもそこにどんな風に家が建つのかなんて全く想像出来ないでしょうしね。そんなわけで土地探しにおいては建築会社の人と一緒にすることをオススメしているのですが、今回はその理由についてからお伝えしていきたいと思います。
✔️プランは土地を決めるためのもの
予算に沿って土地を探し気になる土地を発見することが出来たら、時間的に猶予があるなら土地を決める前にその土地に合わせてプランをすることが最も理想的な土地の決め方であると個人的には考えています。これが第四のステップです。
ゆえに、いい土地に巡り会えた場合、その土地を取り扱っている不動産屋さんに連絡し、プランと見積もりが出来るまで待っていただく(土地をおさえていただく)ことを一度お願いしてみてください。
期間としては出来れば1ヶ月。
これだけ時間があれば気になる建築会社を回って土地に合わせてプランを作ってもらい、その家にどれくらい予算がかかるのかを出してもらえると思います。
結果、資金計画で立てた予算とズレがないかを確認しながら安心して土地を決めることが出来るようになります。
✔️時間的猶予がない場合
どんな土地でも先程のように進めることが出来れば、誰もが安心して土地を買うことが出来ると思いますが、現実はそうじゃない場合も存在します。
例えば、あなたが気に入っていた土地がかなりの人気エリアで需要が供給を上回っている場合は、同じようにその土地を狙っている人がいらっしゃると思うので、家うんぬんの話の前に待ったなしで即決を迫られると思います。
また、そこまでじゃなくても新規分譲地の南向きの土地なんかは探している方がかなり多いと思うので、それをダシに不動産屋さんに即決を迫られる可能性が高いと思います。
ゆえ、基本的にはそのような土地は狙わずに避けていただいた方がいいと考えているのですが、立地的にどうしてもそこがいいという場合もあると思うので、そんな場合は、迷わず即決出来るようにしておいていただければと思います。
ライフプランニングと資金計画という根拠のもと土地と家の予算が算出されており、かつ、どんな家が建てたいかがある程度明確になっていればプランをしないまま土地を決めてしまっても予算的にそう大きなズレを引き起こすこともないでしょうからね。
以上、家づくりで失敗しないための正しい進め方について簡単にお伝えさせていただいたので、すでに家づくりをされている方はもちろん、これから家づくりをされる方もぜひ参考にしていただければと思います。
家づくりは、予算で失敗して後悔しても後から取り戻すことが出来ない大きな買い物なので、しっかり準備して進めていきましょう!
それでは、、、
追良瀬